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新福亭(和食店)

110年余り続く老舗料理店

110年余り前に創業した「料理・仕出し・会席 新福亭」(上延町)は、しっかりと地元に根を下ろした地域密着型の老舗料理店だ。親子4代にわたり消防団に所属し、店主の新庄真さん(63)は消防団長も務めた経歴の持ち主。仕事との両立は大変な時期もあったが、その時の出会い、ご縁には今もとても助けられているという。妻の明美さん(63)と二人三脚で切り盛りし、小さな店ならではの利点を生かして「常にお客様の立場に立った仕事を」と心がけている。そんなご夫妻にお話を聴いた。

新庄真さん(左)と明美さん

創業の経緯を教えてください。
 母からは、明治末期から大正初期にかけて私の曽祖父の鹿蔵が店を始めたと聞いています。その後、祖父のまさが豆腐の製造・販売を始め、そのあとを継いだのが父の庄治です。最初は豆腐の製造・販売だけをしていたのですが、徐々に料理・仕出し・会席もするようになり、途中から豆腐の方はやめて、料理一本になりました。

新福亭という店名の由来は。
 諸説あるのですが、新庄という苗字の一字を取っているのは確かです。「福」は祖母の旧姓が福井なのでそこから取ったのではないでしょうか。

真さんはいつから店を継がれたのですか。
 大阪の大学で商業を学んでから綾部に戻り、父と一緒に仕事をするようになりました。大学時代も店が忙しい時は帰省して手伝っていましたので、あとを継ぐのは当たり前という感じでした。
 当時は綾部市農協(現在のJA京都にのくに)の本店に「寿綾殿」という結婚式場があり、披露宴の料理なども手掛けていました。綾部に1軒しかない結婚式場だったので、多い時には1日4組の披露宴があり、それを市内の料理屋が当番制で受け持って料理を提供していました。その時に同業の料理人さんから料理のことをいろいろと教えてもらい、それが現在につながっています。

地産地消で旬の料理を

料理へのこだわりは。
 舞鶴港直送の新鮮な魚や、綾部産の米、野菜を使い地産地消を心掛けています。そうすることによって自然と旬の料理になり、季節によって変化が出てきます。会席料理、仕出し弁当とも、用途や予算、個数など幅広く対応しています(要予約)。また配達もできますのでご相談下さい。

会席料理の一例

客室と駐車場について教えて下さい。
 コロナ禍で席数を減らしていますが、20人くらいまで対応できます。検温、消毒のほか、アクリルボードや空気清浄機なども設置し、感染防止対策をしていますので安心してご利用していただけます。また、少人数の場合もふすまで調整できますので遠慮なくお申し付けください。
 駐車場は3台分ありますが、無料送迎もしています。こちらも、ご予約の際にご相談下さい。

コロナ対策された客室


要望に幅広く対応し今を乗り越える

コロナ禍で飲食店は大変だと思いますが。
 売り上げは激減しています。冠婚葬祭に関わる仕事もさせていただいていますが、新型コロナの影響で状況は常に変わってきています。昔からの慣習が覆されることも多々あり、より順応性の高い対応が求められる時代に来ていると感じます。

今後の展望についてお聞かせ下さい。
 言うまでもなく、お客様あっての商売です。少しでも地元に貢献して、ご恩返しをしたいと思っています。また、大切な人、大切なものだけは見失わないように、何とか踏ん張って今を乗り越えていきたいです。

道沿いの看板

新福亭
綾部市上延町岩鼻43
電話 0773-42-1017