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上田石材(製造・販売)

近年は墓石や神社仏閣への奉納品にとどまらず、ユニークな商品開発を次々と手がけるなど、様々な形で石材の可能性を追求している上田石材(本社・鷹栖町、上田裕文社長)。

石材を削る大型機械を操作する上田社長

新型コロナの第一波では中国からの石材の輸入が止まったことで大きな影響を受けました。現在、この問題は解消されたものの、今度は「自粛ムードでお客さんの動きが少なくなった」ことで痛手を受けています。しかし上田社長は「こんな時だからこそ、企業努力で綾部を元気に!」といたって前向き。

1927(昭和2)年、旧綾部町内で修業していた上田社長の祖父・筆吉さん(故人)が独立して鷹栖町坂牧の自宅で開業。80(同55)年に父の邦夫さんが法人化するに当たり、それまでは手作業が主だった加工に機械を導入したことで店が手狭になり、同町東田仲の現在地に事務所と工場を構えました。更に平成に入ると下八田町に展示場を開設するなど事業の幅を広げてきました。

国道27号線沿いにある本社事務所と工場、展示場

 

そんな同社3代目社長の裕文さんにいくつかの質問を投げかけてみました。

 

技術と速さに絶対の自信

 上田石材だけのオンリーワンと言える魅力はありますか。
いわゆる「技能オリンピック」である国際技能競技大会の「石工」の分野で、日本代表として出場した経験のある社員がいるのは府内で弊社だけです。私自身が持つ石材加工一級技能士と合わせ、石材の加工技術と即応力には絶対の自信があります。

他社と比べて「これだけは負けない」というものはありますか。
石屋一筋25年の職長を筆頭に、現場施工の技術と速さには自信があります。府内や兵庫県を中心に遠くは名古屋など、他の市町村の同業者の所に応援に行くことがありますが、うちの技術力と段取りも含めた速さにいつも驚かれます。

窯に適した特殊な大谷石を使って新製品として開発した石窯

石の無限の可能性を追求

ブームになりそうな商品やアイデアはありますか。
窯に適した特殊な大谷石(栃木県産出)を使った石窯ですね。自社の技術力を生かした新製品として昨年夏に誕生しました。蓄熱に優れており、元々、薪ストーブや暖炉で使う石なので、やわらかくて軽い。ピザやローストビーフ、鳥の丸焼きなど、オーブン料理なら何でも遠赤外線効果でおいしく焼けます。小型サイズなら持ち運びも簡単。家庭でも使いやすいように、更なる小型化や組み立て式にするなど今も改良を続けています。

記念日などに合わせたオススメ商品はありますか。
赤ちゃんが生まれた時、記念に色紙などに手形や足形をとられることがあると思いますが、そのコピーをもらえれば石に彫り込むことができます。紙と違って汚れたり破れたりしませんので一生の記念になります。また、生まれた時の体重と同じ重さの石の玉を作るというアイデアもありますね。

綾部ならではといったような商品はありますか。
綾部はお茶の産地。家庭で簡単に茶葉が挽ける小型の卓上型石臼ができないかと研究中です。綾部には茶わんを作っておられる方もあります。綾部の竹を使った茶せんといった茶道具などともコラボできたら面白いと思います。綾部の関連商品を使って自分で挽いて、点てて、味わうというのはどうでしょうか。

石材を使ったユニークな商品の一例

思い描く将来ビジョンは何ですか。
石屋というと、イコールお墓のイメージが強いと思いますが、石にはほかにも可能性が無限にあります。例えば石窯や溶岩プレート。また、砂利も石なので石焼き芋のほか、熱した砂利を使った調理などもできます。更には美容でも使えないでしょうか。例えば温めた石でマッサージしたり、踏んだりしたら美容効果もありそうです。石は蓄熱効果があるし壊れにくい。様々な可能性を追求していきたいですね。

 

綾部市鷹栖町東田仲3番地2
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