移住立国あやべ

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古民家と農地はセット

田舎暮らしを望む人の中には古民家に住みたいという人が少なくありません。そういう方に知っておいていただきたいのは、古民家には農地や山林、原野などがセットになっていることが多いということです。

田舎には住みたいけど田んぼや畑をやりたいわけではない、という人もいますね。そういう場合でも持ち主から「家を譲るなら農地とセットで」と、切り離して取得することを拒否されることが多いのです。

農地も合わせて広大な土地を取得したとしても、購入費用や固定資産税は想像よりはるかに安いと思います。だから思い切って農地付きで買ってしまおう!という決断もアリです。ただ、その場合でも課題はあります。

課題1:農家に認定されなければ農地の登記ができない

農地を相続することや、農家から農家へ農地を譲渡することは簡単ですが、非農家が農地を取得する場合「農地法第3条」によって制限を受けるためです。きちんと1反(約300坪=約1000平方メートル)以上の農地を耕作していることを農業委員会に認められて初めて農地の登記ができるのです。

しかし朗報です。最近、農地の取得条件が緩和される市町村が増えています。移住者を呼び込むため、京都府内で農地を「1平方メートル以上を耕作」していれば取得できるように規制を緩和する市町村が増えています。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/24299

 

課題2:広大な土地を放置しておくのはNG

里山は人間の手で保全しなければすぐに荒廃します。放置しておくと農地もすぐに荒れ果て、いつか原野に戻ってしまいます。農地を耕作しないとしても、集落の一員として草を刈って保全することが求められます。

 

課題はありますが、田舎に住むのなら安心・安全な食べ物を自分で作ってみるのもいいのでは?都会では望んでもできないことですから。土に触る生活、作物を育てて収穫する喜びは本当に素晴らしいものです。