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神浪山と里山

府道494号線を車で走りながら見る白道路町の里山風景は格別だ。土地が起伏に富み、この地区のシンボルである神浪山を背景にして広がる里山は、丁寧に手入れされているのが一目でわかる。

桜が咲き乱れる季節は特に美しさが際立つ。丘の上にぽつんぽつんと見える桜も、田んぼに沿って立つ桜並木も華やかで、気持ちが高揚する。桜に惹かれるように思わず府道をはずれ、集落の中へと車をゆっくり走らせると、どの家にも色とりどりの花が咲いていて、なんと美しい町なのかと感心することしきりだ。

田植えの準備をするトラクターの周りには2羽のサギがつきまとっていた。トラクターが起こした土から出てくるカエルやミミズを狙っているのである。

2019年4月15日撮影