移住立国あやべ

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【西八田に移住した経緯】
櫛田寒平さん(農家民宿ぽかぽかのうえん)

以前住んでいた場所:東京都
現在の住所:綾部市上八田町
綾部市への定住:平成24年


2012(平成24)年に綾部市へ移住。その後、農業をしながら農家民宿ぽかぽかのうえんを開業し、シンガーソングライターとしても活動する櫛田寒平さん。綾部に来た経緯を伺いました。

--経歴を教えてください。

生まれも育ちも東京です。33歳のときに勤めていた会社を辞めて韓国や台湾を歩く旅に出ました。その旅先で東日本大震災が起こったことを知り、日本に帰国すると東京の街から明かりが失せて真っ暗だったことにショックを受けました。
その後、石巻でボランティアをしたり九州へ行ったり、また台湾を歩いたり転々としていましたが、それが自分と向き合う機会にもなりました。
東京での生活は食べ物も電気もガスも誰かに依存する暮らしでしたが、そんな生き方を断ち切り「依存しない生き方」をしたいと強く思うようになりました。目指したのはなるべく小さな暮らし、しかも楽しくて豊かな生き方でした。


被災地でボランティアをしていた頃に地元の人から言われた「いつ死ぬのかわからないのだから、やりたいことをやれ」という言葉にハッとした。今も心に残っている。

台湾での櫛田さん

当時、九州方面へ移り住む段取りをしていたのですが、知人から声が掛かり、気づけば綾部で住み始めていました。それから綾部での出会いが重なり、いまの家の大家さんと出会ったことで「縁のあるこの地で自分が求めていた生き方をしていこう」と気持ちが固まっていきました。

 


--いまはどんな生活をしていますか。

タイムカードをきらない、「自分で時間を選ぶ生活」をしています。米を作り、無農薬・無肥料で野菜を育て、自然の時間の流れとともに季節に沿った生活です。
始めは何をするにも「まだ出来るんじゃないか」と無理をしたこともありましたが、「植物を見ていると自分と生きるスピード、時間の流れが違う。理想通りにならなくてもいいんじゃないか」と開き直れてから楽になりました。いまは自分のキャパを見極めて、なるべく欲を出さない生き方を目標にしています。


櫛田さんが栽培する胡麻。詳しくはこちらまで

--農家民宿もされていますね。

宿の屋号は「ぽかぽかのうえん」で僕のやっている農園と同じ名前にしました。綾部に来る前に韓国、中国、台湾などを旅した経験から、どの国にも同じ生き方を求める若者がいることを知り、そんな人同士で国籍を超えて交流できる場を持ちたいと思い、始めました。宿に宿泊するゲストにはなるべく普段通りの暮らしを体験してもらえるように意識しています。

野菜の種まきや収穫など、四季折々の自然に触れる体験がある

海外からのゲストも多く、長期滞在する方もいるという

--今後の展望をお聞かせください。

最近のことですが、前からやってみたかった五右衛門風呂を自邸の庭に設置しました。知人にも協力してもらいながら、自分で五右衛門風呂の仕組みを調べて、試行錯誤して作り上げていく過程はワクワクするものでした。自分で火を起こして沸かした湯につかるという至福の贅沢、この感覚を少しでも多くの人に体験してもらいたいです。


詳しくは「五右衛門風呂を体験!」記事より

 

農家民宿ぽかぽかのうえん
京都府綾部市上八田町ヒシロ8
Tel 0773-21-4188(櫛田)

築100年を超える古民家の宿。自然の中でゆっくりしたい、田舎への移住を考えている、土に触れたい、農家体験をしてみたいという方はぜひ。

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