すぐに使える「綾部の方言」その③
どこに移り住んでも、その土地の「ことば(方言)」は必ずあります。
ここでは、綾部のまちで日常会話として使われる方言を
となりのしかたさんの漫画とともに紹介していきます。
【せいや】
「早くして」は綾部では「早うせいや」になります。ちょっと砕けた言い回しですね。身内や気の許せる人などに対して使う場面が多いかもしれません。
【してか?】
疑問形として「~してか?」と付けます。「食べるか?」の場合は「食べてか?」となります。これも日常会話のなかでよく聞く言い回しですね。
【~しよかい】
「帰ろうか」と言うところを綾部では「帰ろかい」もしくは「帰ろかえ」といいます。これも日常的によく使われる言い回し。温かみのある言葉尻にホッコリしますね。
【よんのう】【へこって】
「よんのう日が暮れたけど、へこって話そ」どういう意味だと思いますか?これを訳すと「すっかり日が暮れたけど座って話そう」となります。これは綾部でも今ではほとんど使われていない?昔ながらの方言だそうです。上級者向けですね。
【お世話になります】
最後に、方言ではないですが綾部でよく使う便利な言い回しを伝授して終わりたいと思います。「お願いできますか?」の意味で丁寧な言い回しを綾部では「お世話になれますか?」と言います。「クルマの移動をお世話になれますか?」といった具合に。いろんな場面で使える《魔法のことば》です。ぜひ活用してみてくださいね。