移住立国あやべ

子育てParenting

【綾部での暮らしコラム】子どもとの帰路

今の生活にお子さんと向き合う時間はありますか?

子育て世代の方々、毎日お疲れ様です。
家事に育児、仕事に追われる現代日本の子育て世代。わが子と向き合う時間を充分に取れている方はどれくらいいるでしょうか。

筆者自身も男の子3人を子育て中の身。あっという間に過ぎていく毎日のなかで、私がわが子と向き合う時間に選んだのは下校、降園時間です。

綾部市内某所。安場川沿いの農道がわが家の登降園路。

 

わが子とゆっくり歩く帰路

綾部市内でも町中の地域に住むわが家。
わが子たちが通う小学校と幼児園とは隣接していて、お迎えに便利です。

車でお迎えに行ってもいいのですが、わが家から幼児園までは大人の足で10分ほどの距離。気候の良い時期は徒歩でお迎えに向かいます。

小学生と幼児園生の下校・降園時間が重なる日は、幼児園へのお迎えついでに小学生の長男も一緒に帰ります。
わが子が話す、小学校や園での出来事に耳を傾けながら帰路につきます。

畑仕事をする人の車しか通らない農道。

 

車通りの多い住宅地を抜けたら、繋いでいたわが子の手を離して自由に遊ばせながら歩きます。

おのおの花を摘んだり、虫を探してみたり。
突然に徒競走が始まったり……。

毎日通る道であっても飽きることなく遊ぶわが子を見ていると、子どもの好奇心には際限がないと教わっているような気がします。

空の高い高い場所に飛行機が飛んでいることも、大人が気にも留めないような道端に、小さな小さな花が咲いていることも、わが子らとの帰路があったからこそ気付くことができたように思っています。

 

虫を追うわが子を追いかけて走ることもしばしば。

 

わが子との関わり方は住む場所によって変わる

畑仕事をしている人から声をかけられ、思いがけず野菜をいただくことも。
それに慣れているわが子らが、畑の人に「ありがとう」とお礼を言う姿に成長を感じたりもします。

タンクに貯められた水をのぞき込むわが子。

 

甲ヶ岳に隠れていく夕日に照らされて歩く帰路。
帰宅すれば慌ただしい日常が待っていて、筆者もわが子もお互いに触れ合う時間を取るのが難しいように思います。時間こそ長くはありませんが、このわが子との帰路が筆者にとっては大切な時間です。

親子で野道をのんびり歩き、コミュニケーションを取れる環境が綾部にはあります。わが子との関わり方、過ごし方は住む場所によっても変わってきます。

もしこのコラムを読んでいる方がお子さんとゆっくり向き合いたいとお考えなら、今とは違う土地へ行くのも1つの手。
移住も選択肢の1つとして視野に入れてみてくださいね。