移住立国あやべ

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厨 RaKuZa

開店から21年の人気店が移転

駅前通のテナントビルで21年間営業してきた居酒屋「楽座」(髙橋あきらさん経営)が、高津町の住宅地に移転し、新装開店しました。

店主の髙橋さん

髙橋さん(50)が28歳の時にUターンしてオープンした店で、新天地では新たにランチを始め、店名も「くりや RaKuZa」に変更しました。店名を記した木製看板は4月に78歳で亡くなった書家の父・一眞さんが揮毫したもので、入り口で来店客を迎えています。

 

譲り受けた伯父の家を改装

なぜ高津町に移転したのですか?

以前に勤めていた飲食店の師匠が40代で亡くなったのですが、その年齢を超えるまでは駅前の店舗で師匠に教わったことを守りながら一生懸命やっていこうと決めていました。
師匠の年齢を超えるタイミングで、かつて福知山市でレストランを経営し、私の憧れでもあった伯父が2年前に亡くなりました。この建物は伯父の住まいだったのですが、私が譲り受けることになったため、移転を決心しました。

伯父の住まいだった建物を改装した店舗

提供される料理について聞かせてください。

手作りが基本です。独立するまでは料理旅館、イタリア料理店などで働いていたので和食だけでなく、イタリアン全般を提供しています。時間は20分ほどかかりますが、ピザは生地から作っています。

移転を機に固定メニュー(冷ややっこなど)はやめました。今の時期ならカツオやハモなどがありますが、季節の食材を使った料理を提供するようにし、それを店内の黒板に表示しています。

新しく始められたランチは?

日替わりのパスタランチ(1,980円)で、2種類のパスタから選んでいただけます。ほかに前菜2品とサラダ、自家製パン、ドリンクが付いています。ドリンクは100円の追加でお替わりができ、自家製のデザート(450円)も注文していただけます。

移転を機に始めたランチ

新天地ではどのような店を目指しているのですか?

お子さんからお年寄りまで幅広い方に楽しく食事をしていただけるアットホームな店です。店名の頭に付く「厨」は店の厨房のことで、お客様に楽しく食事をしていただく場所であることを表現しています。

店内はカウンター席が8席、テーブル席が14席あり、2階にはキッズルームも設けています。
長くやっていますと、お客様の中には結婚され、その後、家族でお越しになる方もあるのですが、お子さんの成長を目にできることが楽しいですし、こんなに幸せなことはないですね。

【住所】 京都府綾部市高津町両岡谷32-13
【営業時間】午前11時半~午後2時半(月曜と木曜を除く)、午後5時半~同10時
【定休日】木曜定休