移住立国あやべ

House

リノベーション/Sさん宅の場合

2018年に綾部市里町に移住したSさん夫婦。
もともと親戚が住んでいた家が空き家になるということで相談があり、Sさんが購入した。
空き家であっても管理はされていたため、ほとんど修繕しなくてもすぐに住めるぐらいに状態は良かった。

それでも、快適に暮らすためダイニングや風呂、トイレなどの水回りだけでもリノベーションをしたいと考え施工を地元の村上建設へ依頼。綾部市が提供する「空き家の改修補助金」にも申請した。

キッチンリビング(リノベーション前)

キッチンリビング(リノベーション前)

元からあった浴室は解体した

リビングに面していた浴室は解体した(リノベーション前)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お風呂があった場所は昔は土間だった

お風呂があった場所は昔は土間だった(リノベーション前)

お風呂とトイレを解体、新たに場所を変えて設置した。
「生活しやすいように」と動線や水回りの位置、床板や張り紙の仕様などは慎重に検討。

「リノベーションは初体験。数カ月の限られた時間のなかで業者との打ち合わせなど大変でしたが、自分が住む場所を作っていく楽しさもありました。」とSさん。

天井を抜くと大きな梁が出てきた

天井を抜くと大きな梁が出てきた。右写真はリノベーション後

ダイニングはゆったりとくつろげる空間にしたいと天井を取り払い吹き抜けにした。
真新しい白壁の部屋に、日本家屋らしい墨色の梁がコントラストで映える。

リビングを広くするため大改造

リビングを広くするため大改造(リノベーション中)

 

 

 

 

 

味のある透けガラスと木の優しい風合いが気に入っている。

味のある透けガラスと木の優しい風合いが気に入っている。(リノベーション後)

物置にしまってあった格子戸にガラスを組み合わせてリビングの仕切りにした。

ささやかな遊び心が暮らしのなかでいいアクセントになっている。

リビングにある格子戸

リビングにある格子戸(リノベーション後)

「この家が持つ長い歴史と、自分たちのこれから始まる暮らしを気持ちよく引き継ぎたかった。一部だけでもリフォームしてから生活をスタート出来たことは本当に良かった。家により愛着が持てた。」とSさん。

キッチンは元あったものをそのまま残した。床は杉の板張りで夏はひんやり涼しく、冬は暖かい。

キッチンは元あったものをそのまま残した。床は杉の板張りを新装。夏はひんやり涼しく、冬は暖かい。

住み始めて2年。少しづつ身体も家に馴染んできた。
遠方から泊りがけで遊びに来てくれた友人が「落ち着く」と、ゆっくりくつろいでくれるのも嬉しい。
手を加えられそうなところは自分たちでもDIYをしていきながら
家とともにゆっくりと時間を重ねていきたいと話した。
村上建設有限会社
京都府綾部市里町野53
TEL 0773(42)3267