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【田舎暮らし豆知識】屋外作業では防護対策が大切

自分の身は自分で守ろう

移住して田舎暮らしを始めると、草刈りや木の剪定・伐採、薪割り、農業機械を使った農作業などを行うことが増えると思います。

機械を使った作業には危険が伴いますが、必要な防護対策を正しく行っている人は非常に少ないのです。農業機械は力が強く、一つ間違えたら大怪我をすることがあるので防護対策を欠かすことはできませんが、作業に慣れるとつい怠ってしまいがちです。

 

「転ばぬ先の杖」が鉄則

こうした作業ではベテランでも思わぬ事故で怪我をすることがあります。怪我をした人は、自分が怪我をするなどとは考えてもいなかったのです。そして怪我をした人はみんな「きちんと防護対策をしておけば良かった」と後悔します。事故はいつどんな形で起こるかわかりません。危険な作業では「転ばぬ先の杖」が鉄則です。

チェーンソーの作業をするときは写真のようにヘルメット、フェイスシールド、イヤーマフ、チャップス(脚の防護衣)は必須です。刈払機(草刈り機)を使う場合にもアイマスクやショルダーストラップを忘れないようにしましょう。重い物を運ぶ場合は、つま先に鉄板の入った長靴を。万が一、足の上に重量物を落としても最悪の事態は避けられます。なたや鎌などの刃物を使う場合のために刃物で切れない軍手がありますので、意識して使うようにしましょう。これらを着けることで怪我の確率を大幅に小さくすることができます。

チェーンソー作業時の防護

 

「耳の防護」もお忘れなく

意外と知られていないのが耳の防護。刈払機やチェーンソー、トラクターなどエンジンで動く機械の出す音は想像以上に大きいので、長い期間聞き続けると難聴になる可能性が高くなります。

林業のプロはチェーンソーの作業時には必ずイヤーマフ(防音用の耳当て)を装着しています。刈払機やトラクターを使用する場合にもイヤーマフか耳栓を着けることを習慣にしましょう。作業による疲労度がかなり軽くなりますし、長い年月の間に大きな差が出ます。

周りの人たちがどんなに軽装で作業していても、自分の身は自分で守ることが大事です。そしてぜひ周りの人たちにも防護対策を勧めてあげてください。