移住立国あやべ

綾部からの声Voice

【物部に移住した経緯】
髙山和洋さん・真純さん夫妻

さいたま市から2人のお子さんと共に移住した髙山和洋さん・真純さん夫婦
移住された経緯や今の想い、今後についてを伺いました。

 

 

--経歴を教えてください

(和洋)私は熊本県出身、妻は福島県の出身です。
長年関東で生活し、小さい畑で野菜作りをしながら過ごしていました。
2013(平成25)年、さいたま市で「ほどほど屋エイト」という居酒屋を始めました。当時はまだ少なかった、自然栽培の野菜を使った居酒屋というコンセプトで、オーガニック食材にこだわった居酒屋でした。

 

(真純)はじめは野菜だけオーガニックだったのですが、次第に調味料も手作りするようになりました。
魚や肉も育て方や産地から選び抜いたものだけを仕入れ、自信を持って子どもたちにも食べてもらえる安心な食事、更に大人のためのお酒を提供してきました。

 

居酒屋経営も軌道に乗り、ファンも多くなってきたが、子どもが大きくなるうちに人工的な緑しかない環境や手狭な住空間のままで本当にいいのだろうか・・・?という思いが夫婦ともに湧いてきたそう。

 

(和洋) 当時、家の向かいに住んでいた人が福知山市の出身の方。「自分はいずれ福知山に戻らなきゃいけないけど、今まで仕事しかしてこなかったから、田畑の管理や古民家の修繕なんてできない。髙山くんみたいな人が住んでくれたらいいんだけどね」と言われたことがきっかけで、その人が福知山に帰るタイミングで「関西方面で暮らすのもいいかも」と福知山の近隣市町の移住に関する情報を集めはじめたんです。

 

その中でも綾部市の「移住立国あやべ」のサイトは、くまなく見たという。

 

(真純)『移住立国』というワードに惹かれ、読めば読むほどローカルな情報がわかっておもしろく読めました。
移住に至った最後の決め手になったのは保育園・幼稚園一覧ページの最後に風の子共同保育園のことが載っていて、「ここに子どもたちを通わせたい」と思ったことが大きかったです。

 

 昨年6月に綾部市の定住支援住宅に申し込み、7月に面談、8月に居酒屋を閉店。9月1日には綾部市に引っ越したというスピード移住だ。

 

 

--今後の展望をお聞かせください

(和洋)今は「綾部の土地と人に慣れる時期」だと思っています。
私は林業関係、妻は障害者介護施設で働きながら、綾部の地で自分たちが出来ることの準備をしています。
コロナ禍でなかなか思うように動けないこともありますが、準備のための時間だと思い有意義に過ごしています。

 

(真純)関東時代から続けている和からしの栽培と加工は綾部でも続け、5月にはすべて京都府産の材料を使用した新商品も販売します。
便利さばかりに目を向けず、人とのつながりを楽しみながら、食べることも楽しむこともすべてそこで完結するような場所を作るのが我々の夢です。

 

 

--綾部の自慢できるところをお聞かせください

(和洋)なんといっても人がいい!
近所の人も普段から我々一家のことを気にかけてくれるのが嬉しいです。町の人も気持ちに余裕がある人が多いように感じます。
消防団に入っていることを誇りに思っている人や普段から助け合いながら暮らす人々を見ると、みんなで子育てや介護をする社会が綾部では実現できそうな気がします。

 

 

玄関から望む景色。初めて家を見た時、夕焼けの美しさに親子で感動したそう

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