「美」を叶える魔法を

1992年に公開されたメリル・ストリープ主演のハリウッド映画「永遠（とわ）に美しく…」では、美しさと若さを求めた女性たちの醜美が描かれている。主人公たちが魔法の薬で手に入れた美は不完全なもので、常に劣化の恐怖と共に生きる道をたどる。
理想の美しさを手に入れる魔法があれば…と思う気持ちは誰しも理解できるだろう。この願いを叶（かな）える〝魔法〟に絶対の自信を見せるのが2020年４月に岡町にオープンしたエステティックサロン「CP SALON an voeux（シーピーサロンアンヴー）」代表の河村弥生さんだ。

an voeux代表の河村さん(右)

河村さんは福知山市にあるＣＰサロンの元顧客。元々肌が弱く、コスメや基礎化粧品は限られたメーカーのものしか使うことができなかったと話す。縁あってＣＰサロンで施術を受け、その技術の高さと化粧品の質に惚ほれ込み、顧客からスタッフの道に。
福知山の店舗でチーフの立場となり手腕を振るっていたが、顧客から「自分の店を持ってみては？」「綾部で店をやってほしい」と背中を押され一念発起。１年の準備期間を経て岡町に自分の店を構えた。「オープンして本当に良かった」と語る河村さんに店への思いを聞いた。

特許技術で作られた化粧品を使用

店舗の入口(綾部市岡町)

ＣＰサロンとはどのようなものなのでしょうか。
河村　弊社はＳＯＮＹの子会社ソニーミュージックエンタテインメントの一事業として始まりましたが、現在はソニーグループから独立し株式会社ＣＰコスメティクスとして事業を展開しています。ＣＰサロンとは株式会社ＣＰコスメティクスが運営するエステティックサロンの総称です。全国で約１２７０店舗を構え、エステの施術だけでなく基礎化粧品やメイクアップ化粧品の販売も行っています。

店内の商品棚。エステに使用される化粧品の購入も可能。

他社と比べて「これだけは負けない」と言えるところはありますか。
河村　当店で使用・販売している化粧品は全て自社工場で作られていて、特許を取得した技術を用いることで高い品質を可能にしています。特にこだわっているのは水ですね。水の粒子をピコ（１㍉の１００億分の１）の大きさまで小さくした「ピコウォーター」を使用することで肌への働きを最大限に高めています。一度の施術で肌の変化を感じて頂けますよ。

フェイシャルエステのみのサロン

ボディエステやヘッドスパのメニューはないのでしょうか。
河村　ＣＰサロンではフェイシャルエステのみの施術を行います。だからこそフェイシャルエステの技術に関して絶対の自信がありますし、お客様にも大変満足して頂いています。また、「スタッフが体格や年齢に関わらず技術を獲得し、自分の店を持てるように」との会社の方針からスタッフにはフェイシャルエステのみの習得を行っています。

フェイシャルエステティックの流れ

スタッフの皆さんは。
河村　従業員は全員お子さんがいるママなんです。他の仕事との掛け持ちも可能で、週１で勤務しているスタッフもいますよ。他の仕事や家庭に重心を置きつつも働ける当店の環境にスタッフたちも満足しています。

ママ世代のスタッフが日々自身の腕を磨く

今後はどのように事業を展開していきたいですか。
河村　口コミでお客様が増えていることを実感していますが、広い商圏で勝負というよりは狭く、深く地域のお客様と関わっていきたいですね。自分が福知山の店舗から巣立ったように、当店からもスタッフが独立し「親子サロン」が増えたらいいなと思います。

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　河村さんはディズニー映画「アラジン」が好きだという。ランプの魔人ジーニーのように「魔法を使ってたくさんの人に笑顔を、そして願いを叶えたい」と話す。オープンからこれまで１００人近いお客を掴つかんでいるのはその技術の高さと美しさへの探求心から成せることだろう。「まずは一度お試しにいらして頂きたいですね。満足して頂ける仕上がりを約束致します」。自身を高めることにも余念のない〝美の魔人〟からは、美しさを叶える魔法が確かに存在することを感じた。

綾部市岡町長田14－３ エルエスビル２階

電話　0773-45-8844