移住立国あやべ

綾部からの声Voice

【綾部にUターンした経緯】村上ヨガ子さん

「村上ヨガ子」の名称で中丹地区を中心にヨガインストラクターとして活動する村上沙栄子さん=宮代町出身=。
華やかな場所に憧れ、高校卒業と同時に綾部を離れたものの、数年前に綾部にUターン。
現在は綾部の人にヨガの楽しさを伝えるべく充実した日々を送っている。

楽しかった綾部でのこども時代

綾部保育園、綾小、綾中、綾高と「綾部の王道コース」を歩んだと話すヨガ子さん。幼少期はヴィラタウンで遊び、友だちとゴム跳びをするのが好きだったという。
片道40分かかる小学校への通学路も苦とは思わず、友だちと寄り道しながら毎日楽しく過ごしていたという。そのうちに、8歳年上の姉について京都市内に遊びに行くようになり、段々と都会への憧れが募っていったのだそう。

ヨガ子さんが教えているボウスプリングという流派のヨガのポーズのひとつ

 

刺激的な都会生活

好きが高じて名古屋市内のグラフィックデザインの専門学校に進学。綾部では出会えなかったさまざまなタイプの人達と出会い、刺激的な日々を過ごした。
卒業後は府内で雑貨の接客販売や美容室でのアシスタント業務などに携わる。
賑やかな都会での生活を楽しんでいたものの、心の片隅には「綾部に帰ろうかな」という気持ちがずっと残っていたという。
都会暮らしにも飽きてきたことと親の近くで暮らしたいことが決め手となり、綾部へのUターンを決めた。

ヨガ子さんのヨガには毎回テーマがある。それを共有しながら体と心をほくしていく

 

天職が見つかり日々勉強

綾部に帰ることを決めて、まず動いたことは職探し。
共通の知人がいたことから福知山市内にあるレストランのオーナーと出会い、そこでオープニングスタッフとして働き始めた。周りの人たちにも恵まれて、楽しく毎日を送っていた。
その頃、ふと書店に並んでいたヨガの本に目が留まり購入。それまでヨガにはどことなく苦手意識をもっていたが、仕事の休憩中にヨガをする時間を作り、体を動かしているうちに気持ちのスイッチも切り替えることができたことに感動。一気にヨガに夢中になっていった。
そして同時に「ヨガの先生になりたい」という気持ちが芽生えながらもどうしようかと悶々としていたところ、母に「やりなさい」と背中を押されたことがきっかけでより深く学ぶように。京都市内のスタジオに毎日通い学び、ハワイやバリなどでもヨガの知識を深めた。

さまざまな年代の方がヨガを楽しんでいる

 

綾部の人にぜひ一度体験してほしい

2020(令和2)年の夏に開業。
現在は福知山のスタジオを中心に、綾部、舞鶴でヨガ教室を定期的に開いている。その他、マンツーマンでのヨガレッスンも相談に応じている。
ヨガは年齢ではなく体力レベルが重要だと話す。
「足腰を鍛えたい」と70代後半の女性が続けられたり、リフレッシュしたい人、筋力をつけたい人、親子で挑戦する人と年齢層は幅広い。
「ヨガって難しそう、と判断するよりまずはやってみてほしい。その人の時間を倍返しできるように、楽しさを伝えていきたい」と話す。
今後は「綾部にもっとヨガの先生が増えて、いろいろなヨガ、いろいろな先生を選べる環境にできたら」と意気込みを話す。「田舎だからできない」というネガティブな気持ちを「田舎でもおもしろいやん」というポジティブな気持ちに変えていけたらと話す。

 

「ヨガ子」さんの綾部でのヨガクラス
○毎週第一土曜日、梅迫町で11時半から
○毎週第三土曜日里山ねっとあやべ(鍛治屋町)11時半から。
○綾部スタジオ(宮代町)随時
問い合わせ romanyogako@gmail.com
HP 村上ヨガ子

 

ここらへんの自慢
寺山

自分に喝を入れたい時には寺山に登ります。
登るのにちょうどよい距離と高さ。綾部を一望できる山頂からの絶景に、成し遂げた気分で見も心も満たされます

山頂からの眺めに気が引き締まる