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【知りたい!綾部の事情・田舎の事情 #2】雨水タンクを設置しよう

雨水を暮らしに利用する

雨水を溜めて畑や花壇の散水や野菜の泥落としなどに利用できる「雨水タンク」を設置すると水道料金の節約になります。雨水の流出抑制および水資源の有効利用にもなるため、綾部市は雨水タンクを設置する人に対して予算の範囲内で助成金を交付しています。

大屋根の下に設置された雨水タンク

京都府では、雨水タンク(雨水貯留施設)のことを”小さな水溜め施設”であることから、「いろは呑龍どんりゅうトンネル」にちなんで「マイクロ呑龍」と呼んでいます。

 

費用の4分の3を助成

助成額は、雨水タンクの購入費(配達・設置費は除く)の4分の3で、上限は45,000円です。

たとえば雨水タンクの購入費が60,000円(税込)の場合
助成金額:45,000円(4分の3)
自己負担:15,000円(4分の1)
と、手軽に設置することができます。

詳しくは綾部市のホームページをご参照ください。

 

設置は簡単!

雨水タンクは屋根から雨どいに流れ落ちる雨水を集めることで溜まります。雨どい(竪樋たてどい)からホースを分岐させて雨水タンクに繋ぐだけなので、誰でも簡単に設置することができます。
屋根に降った雨を溜めるため、雨水タンクはあっという間に満水になります。特に大きな屋根の下に設置すると雨を集める能力が高いのです。満水になったあとの雨水は排水溝に流れる仕組みなので、溢れる心配はありません。

雨水タンクの仕組み(綾部市ホームページより)

タンク容量はさまざま

雨水タンクは数十リットルから千リットル超までさまざまな大きさがありますので、用途や設置スペースなどに応じて選ぶと良いでしょう。助成金の対象となるのは100リットル以上の雨水タンクで、建物1戸につき1基まで。なお、複数の建物を所有、または使用している場合は、1年度につき2基が限度となっています。

ちなみに筆者の自宅には150リットルの雨水タンクを2基設置していますが、日々の畑、花壇への散水や野菜の泥落としなどには十分な量です。かなり使っても、まとまった雨が一日降ればまた満水になりますので、どんどん使うことができます。

移住して野菜づくりや花づくりをしたいと思っている方は検討してみてはいかがでしょうか。もちろんそれ以外の方も!