【田舎暮らし豆知識】冬の運転について
綾部では冬になると、雪が降る日があります。
気温も氷点下を下回ることが増え、朝夕は道路が“凍てる”(凍ることをここらへんではそう言います)ことも増えます。
今の生活では運転はしていないけど、綾部に引っ越したら運転することになる。けれども、雪道での運転なんてしたことない!大丈夫かな…と不安なあなたに、雪道での運転のコツを記します。
おすすめは4WD車
自動車には2WDと4WDがあります。
雪道を走るには四輪駆動車、すなわち4WDがオススメです。
凍てった路面も坂道の発進も、安定して走行できます。
まずはタイヤ交換
朝晩の冷え込みが厳しくなり冬の足音が聞こえてくる頃、綾部の人は出会うたびにこんな言葉を交わします。
「もうタイヤ替えた??」「もうはや替えたわ~」「次の休みに替えるで」
と、話題の中心に「タイヤ交換」が頻出します。
来たるべき冬に備え、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤ・スノータイヤに交換します。
これは綾部の市街地に住んでいる場合でも絶対に必要です。
タイヤ交換にはふたつのやり方があります。
- 自分でやる
- 専門業者に依頼
- 自分でタイヤ交換
最初は勝手がなかなか分からないし、時間もかかると思います。でも、慣れてくると短時間でタイヤ交換をできるようになります。
用意するものはジャッキ・レンチ・輪止め。
Youtubeなど検索すると、タイヤ交換の動画がたくさんあります。
手順などとても分かりやすいです。
経験者に教えてもらいながらやると心強いですね。
- 専門業者に依頼
市内のタイヤ専門店、ディーラー、カー用品店、カーピットのあるホームセンターなどで交換してくれます。繁忙期の土日は特に時間がかかることもあるので「もうそろそろ替える頃やな」と話題にあがる頃に、余裕をもって交換しておくと安心です。
ノーマルタイヤに替えるときも同様。スタッドレスのままだと燃費が悪くなったりタイヤがすり減るので、「もう凍てらんのちゃうかな」との会話が出る頃になったら交換しましょう。
タイヤはその店舗で購入するか、もしくは持ち込みもできます。
使わないタイヤは家で保管しておくか、もしくは預かっておいてくれるタイヤ屋さんもあります。
費用は車種や店舗によって異なります。
タイヤを無事に交換し終えたら、次は雪かきです。
除雪(雪かき・雪おろし)
自治会や地域によって異なりますが、公道は地域住人の当番制か、工務店などの企業が除雪をしてくれます。
通勤通学の時間に間に合うように寒い中、朝早くから除雪してくださるのはとてもありがたいことです。
自分の車に積もった雪、そしてそこから公道に出るまでの道は、ご自身で雪かきをする必要があります。
カーポートがある場合は車に雪が積もることはありませんが、車にどっさりと雪を積んだまま走行するのはNGです。
運転する前に雪下ろしをしましょう。
あったらとても便利なのはスノーブラシ(ブラシ、ゴムベラ、霜とりスクレイパーがひとつになっているもの)。
ホームセンターで手軽に入手できます。
車体を傷つけないように、車の上に積もった雪を左右に落としていきます。
雪でマフラーをふさがないよう、注意してください。
夜間、駐車するときはワイパーは立てて置くことも大切です。
凍結した際にフロントガラスとワイパーが引っ付いてしまうのを防ぐためと、雪下ろしの際に誤ってワイパーを破損しないようにするためです。
そして、忙しい朝に早く雪下ろしして出発したい気持ちは分かりますが、ガラス部分にお湯をかけて雪を溶かそうとするのは厳禁です。
あと、運転中にもしスタックしたり立ち往生したりする場合を考えて、
車に除雪道具を積んでおくのもお忘れなく。
雪かき道具だけでなく、タオルや段ボールも役に立ちます。
いざ運転!
綾部では、何日間も常に路面が雪で覆われているということはめったになく、年に数回雪が降り積もり、昼には溶けることも、または数日間雪が残ることもあります。
想定できる路面の状況としては、
・凍てった(凍結している)路面
・うっすらと雪が積もった路面
・急な猛吹雪
などがあります。
大切なのは、いつも以上に時間と気持ちに余裕を持って運転する こと。
そのためには、
・急ブレーキ急発進を絶対にしない
・車間距離を十分に取る
・エンジンブレーキを効果的に使う
足で踏むフットブレーキだけでなく、エンジンブレーキを使うことでより運転が安定します。
カーブでは特に、かなり手前からちょっとずつ、十分に減速しましょう。・できるだけわだちの上を走る
新雪を走るときはより注意してゆっくり走行。
轍がある場合は、他の車によって雪が踏みしめられているのでその上を走った方が安定します。・道幅が雪で狭くなってる場合は対向車に注意する
道の端が雪で埋まってるときは、溝がある場合があります。気を付けて!・坂道では登りの車を優先
また発進するときに登りの車は動きにくいので、下りの車ができるだけ譲りましょう。・ヘッドライトを点灯する
雪道は通常の路面とはまったく状態が違うので、慣れるまでは特にご自分のドライビングテクニックを過信せず、いつも以上に安全運転を心がけてください。