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立秋

8日に二十四節気の「立秋」を迎えた。夏至と秋分の真ん中の日だ。夏がピークを過ぎる日とされ、これ以降の暑さを残暑と呼ぶ。

立秋の日、朝6時前に畑仕事の手を止めて見上げると、うろこ雲が朝日を隠していた。見た目には秋を感じさせる空だが、暑さはますます厳しく、体感的には秋の訪れはまだ先。
立秋を2週間ほど過ぎて、お盆休みも終わったころに、ふと秋を感じさせる風が吹く。そこを境に、それまでデンと居座っていた夏がやおら立ち上がってこちらに背を向け、足早に走り去っていくように感じる。

夏は短い。毎年そう思う。立秋の日、田んぼの稲が出穂しているのを見つけた。