ススキの灯り
今年はセイタカアワダチソウの勢いが強烈だ。一時、かなり数が減って代わりにススキが盛り返していた印象だったが、繁殖力と生命力の旺盛さではセイタカアワダチソウに軍配が上がるのかもしれない。
それでもまだまだススキが優勢を保っている野原もあり、こういう風景を見ると思わず「負けるなススキ!」と声をかけたくなる。こういう心情は日本人特有のものなのだろうか。
秋の夕日がススキを照らすと、花穂がきらきらと輝いて、まるでたくさんの灯りがともったかのようだ。この灯りを後々の世までずっと保ち続けてほしい。