移住立国あやべ

綾部からの声Voice

市原淳さん「行動する企画マン」【中上林地区】

1968年生まれ

以前住んでいた場所:大阪府高槻市

現在の住所:綾部市睦合町

移住の時期:2025年2月

世帯構成:(妻と2人の娘さんは高槻市に残し)単身移住

 

セカンド・ライフは超多忙

市原さんは大学職員を55歳で早期退職して綾部に移住しました。移住前から綾部と言う舞台で目まぐるしい活動を繰り広げ、現在は超多忙なセカンド・ライフを楽しんでいます。

 

退職後に市原さんが第2の仕事として選んだのは「古民家ビジネス」。

空き家になった古民家を取得してリノベーションを施し、中小企業の保養施設などとして貸し出して賃料を得るというビジネスモデルです。綾部には空き家になっている古民家がたくさんありますからそれらを有効に活用したいと思っています。

 

一級建築士など複数の資格を持つ市原さんは昔から建築物に対する関心が強かったそうです。

仕事で建物管理もしていましたが、対象となるのは鉄筋コンクリートのビルばかり。木造の古民家は〝未知の領域〟だったので、特別の魅力を感じていました。
そこで古民家ビジネスを始めるのならまずは古民家に住んでみようと思いました。

 

シェアハウスを経て古民家へ移住

思ったことはすぐに行動に移す市原さん。
さっそくご家族と一緒に綾部の古民家を巡るツアーに参加。ご家族も綾部を気に入ったそうです。
その後もご家族といくつかの農家民宿に宿泊し、古民家DIYの現場で壁塗りを体験したりするうちに綾部に次々と人脈が広がり、綾部での暮らしに引かれるようになっていったといいます。

2025年2月に睦合町のシェアハウスを借りて、綾部に転居しました。家族に「先に一人で移住してもいいか」と聞くと、すんなり了承してくれて「私たちも遊びに行く」と送り出してくれました。
転居してもすぐに古民家探しを始めるのではなく、シェアハウスをベースにまずは綾部の暮らしになじむのを優先することにしました。

すると、ほどなくして近隣住民が「近所に空き家が出たけどどう?」と知らせてくれたのです。さっそく内覧したその物件は、そのままでも生活を始められそうな良好な状態。すぐに購入を決めたそうです。

市原さんの住む古民家。「家の前で畑もしたい」と話しています。

こうして2025年7月から古民家暮らしが始まりました。

 

単身移住でやりたいこと満載!

高槻市に残してきた妻と2人の娘さんは、市原さんの目指すセカンド・ライフに理解を示してくれました。ご家族も休日には綾部に遊びに来るのを楽しみにしているそうです。

市原さんは移住前から思いついたことを次から次へと行動に移していきました。

今は近くに住む友人の農家民宿を手伝わせてもらっていて、そこで民宿経営を学ぶかたわら、「あやべ温泉」にも週に数日勤めています。

 

田舎暮らしを貪欲に吸収することに余念がない市原さんは、さらに2026年には初めての米作りにも挑戦。

なんとトラクターや田植え機、コンバインなどはご近所さんが「もう使わなくなったから」と譲ってくれたのです。周りのみなさんのサポートを受けながら見よう見まねで稲を育てて、秋には収穫にまでたどりつくことができました。

 

コンバイン、田植え機、運搬機、トラクターなど、ご近所さんのご厚意で一式揃ってしまいました。

 

市原さんの活動はそれだけにとどまりません。
取得した古民家には山も付いてきたため、林業の技術を学び始めました。

最小限の機材だけで継続的に山林を保全して、切り出した木で収入を得る「自伐型林業」というやり方を教えてもらいました。それを身に付ければ、薪ストーブの薪を確保することができるし、ワークショップなどで技術を広めれば集落の維持や観光促進にも役立ちます。

都会から移住して間もない市原さんですが、やりたいことを次々と行動に移す素早さには驚かされます。さらに、その一つひとつを繋ぐことでさらに面白いアイデアが浮かぶという、まさに〝行動する企画マン〟です。
市原さんは綾部への移住でさらに輝きを増したようですね。

母屋。ここをリノベーションして暮らしの場とするとともに「古民家ビジネスのショールームとしても使っていきたい」と市原さん。

 

こちらは離れ。ここも一人暮らしには充分な広さがあります。

睦合町のどこが気に入っていますか?

何かをやろうとするとすぐに手を差し伸べてくれたり、自然なコミュニケーションが常にある〝共助〟のシステムが根づいているところです。それは大きな安心材料であり、一番の魅力でもあると思います。私もがっつり村人になりたいと思っています!

こんなパワフルな移住者を迎えたご近所さんも喜んでおられるはず。良いセカンド・ライフが展開していきそうですね。