移住立国あやべ

綾部からの声Voice

綾部の移住者に率直な気持ちを訊いてみた  Vol.7

移住者が移住前に抱いていた不安とはどんなものだったのでしょうか。移住が現実に近づけば近づくほど不安も増えてくるのかもしれませんね。

移住前に不安に思っていたことがあれば教えてください。

・周りに受け入れてもらえるか、地域になじめるか
・積雪時の夜間の車の運転
・病院が少なくて選べないのでは
・子どもの通学はどうなるのか
・食べ物の自給がうまくできるか
・同世代の人たちと知り合えるか
・田舎のしきたり

いろいろと並びましたが、もっとも目立ったのは「周りに受け入れてもらえるか」「地域になじめるか」という回答。

近隣に干渉しないことがマナーとされる都会から一変、綾部での暮らしは自治会活動や近隣との助け合い、付き合いが盛んです。都会に住みながらそうした暮らしをイメージするのは難しいことですね。

「積雪時や夜間の車の運転」「病院が少なく、選べない」などその他の回答も経験がない故の不安。移住者の先輩にヒアリングするなどすれば、多くは解消するのではないでしょうか。回答の中には「何があってもなんとかするので、不安はなかった」という声も複数見られました。

 

移住してみて、その不安は解消しましたか?

この問いには56.8%の人が「解消した」と回答しました。一方「解消しない」も21.6%あり、その理由としてコロナ禍による交流の減少を挙げる人が複数いました。田舎の良さである交流や行事の機会が失われてしまうと、不安が解消できないのも無理はありません。

しかし回答の中には「なるようにしかならないと開き直った」「なんとかなる」と前向きに対処しようとする声も見られます。このような社会状況であるからこそ、田舎の良さが一層感じられるということもあるのではないでしょうか。

 

「移住する前にこんな情報がほしかった」というものがあれば教えてください。

この問いに対しても下記のように多様な回答がありました。

・自治会や町内での活動について
・不動産の取得に関するルール。家屋と農地の扱いの違いなど
・補助金に関する情報
・先輩移住者から移住のメリット、デメリット、リノベーションのことなど
・就農について
・雪のことや水道管凍結対策について
・どこまで除雪してもらえるか
・田舎暮らしのルール

自治会活動や田舎暮らしのルールといったものは地域ごとに少し異なりますから、その地域の農家民宿に宿泊するなどしてヒアリングするとよく理解できると思います。

農家民宿は情報の宝庫。もちろんそれ以外の疑問点にも親身になって答えてくれるでしょう。綾部市の「あやべ定住サポート総合窓口」でも懇切丁寧に教えてくれるので、移住を考え始めたらまずは綾部市役所の定住・地域政策課に足を運んでみてください(連絡先はページ最下部にあります)。

農地の登記についてはこちらの記事も参考にしてください。

 

移住を考えている人から相談を受けたことはありますか?

移住者のほとんどが何かしら移住に関する相談を受けたことがあると回答しています。

相談の内容やそれに対する答えは下記のようなものです。

・家をどうやって見つけたか
・農機具の入手方法
・仕事はあるか
・家の改修にどのぐらい費用がかかるか
・村社会のしがらみみたいなものはあるか
・音楽家なので、音を出しても大丈夫な家があるか
・改修せずに住める家があるか
・2拠点生活をしたい人と一緒に家探しをしたが、2拠点では困ると大家さんや近所の人に断られた
・移住者の多いところ(綾部に限らず)に住むことをお薦めしている
・村用(地域住民が協力して行う作業)の内容や頻度
・水源はあるか
・教育面で都市部とどのくらい差があるか
・地域的なお付き合いがしんどいかどうか
・地域が温かい街なのかどうか
・20代の方から「自分がやりたい仕事があるか」「一人で暮らせる場所があるか」など
・綾部に移住した理由や経緯
・コダカラネット(志賀郷地区の移住者誘致活動)のこと
・雪、病院、獣害について
・学童保育はあるか
・農の経験がなくても大丈夫か
・車の運転に自信がないが大丈夫か

 

移住を考えている人にアドバイスや綾部の魅力を伝えてください。

移住者のみなさんが自らの経験からさまざまなアドバイスをしてくれました。きっと参考になるアドバイスがあると思います。

また綾部の魅力を伝えるコメントもたくさん。
綾部の魅力は「暮らしてみて初めてわかる」ものが多いと思います。
それは決して人目を引くような観光スポットやイベントではなく、何のことはない日常に散りばめられているものだからです。それだけに移住者が暮らしの中で発見した魅力を知るのは価値がありますね。

・まずは移住する前に何かしらの催しや会に参加してみて、どのような雰囲気なのか感じでほしい。
・自然に囲まれたゆとりある空間でゆったりと生活できます。
・地元の人も移住者も魅力的な人が多く、居心地のいいカフェや飲食店もあり、充実した日々を過ごせます。
・田舎の図々しさや品のなさも、 京都人特有のの意地悪さもない。ちょうどいい「ひとびと」につきる。
・新しく自分のライフスタイルが築ける場所だと思います。
・大阪市内から車で2時間、京都市内から1時間少しの距離なのに四季折々感じられる空気がいい。なにより月と星が綺麗!
・綾部の人は穏やかで優しい人が多いです。
・子どもは保育園で竹馬に乗れるようになり、のびのび育ちました。子育てサロンや児童館で友だちもできました。
・地元を知り、馴染もうと努力する人、無いものを工夫して作って暮らすことができる人、農的暮らしに興味ある人はより田舎暮らしが楽しめると思います。
・移住前には農家民泊へ宿泊し、移住者のリアルな声(メリット、デメリット)を聞く事を勧めます。
・簡単なことではないかもしれないが、口を開けば誰かしらが手を差し伸べてくれたり、優しく教えてくれたりする。
・人に頼り過ぎず、自分でも自立して動くこと。どの地域にいても待っているだけなのと、自ら動く人とでは関わる量が異なる。出会う人も情報も、自ら楽しみながら取りに行く姿勢であれば、田舎暮らしはあっという間に馴染めて、楽しめる場所だと思います。
・周りの人とのつながりが深い。
・時間とお金に余裕がある方には2段階移住をお勧めします。いきなり物件を購入してから移住するのではなくまずは賃貸で住み、人脈を作り、綾部市内の暮らしや地域特性を知り、自分に合いそうな地域や自分の理想な暮らしができそうな家を比較検討してから購入されるのが良いと思います。
・田舎暮らしは目に見えにくいコストや労力がたくさんかかります。お金や効率化の対極のところに価値を見出せる方でないと厳しいかもしれません。逆に非効率な豊かさに価値を見出せる人にはとてもお勧めです。 綾部の魅力は、美しい里山の景色と人が真面目で親切なところです。
・田舎は基本的にどこも住みやすいです。その中でも綾部は都会にも近いのと、人々がオープンなところが良いです。
・どんな暮らしをしていきたいのかより具体的にしておくと良いと思います。あとは住んでからその都度修正して行くことをおすすめします。
・程良く便利で、豊かな田舎暮らしができる街だと思います。
・田舎暮らしにフィットする人としない人がいると思いますが、フィットするととても幸せに暮らせます。
・自然豊かな風土と、これからの日本の未来を考えた時、耕せる農地があるというのは本当にありがたいこと。
・綾部の移住者はみんなどこかしら繋がっていて、自分が動いてみればすぐに友達ができるコミュニティがあるのでおすすめ。
・住んでみないとわからない事もあるが、出来るだけ協力者を作ってから家を決めた方が生活のクオリティが違うと思う。
・私の場合は移住前から綾部に通い、イベントなどで知り合った「移住者の先輩」の皆さんに頼ることで暮らしや仕事の不安が解消されていきました。まずは出会いを楽しむこと。綾部には親切なひとたちがたくさんいます。勇気を出して飛び込んで、繋がれば、きっと助けになってくれると思います。
・都会の生活を求めないのなら静かで良いところかな。ただし市街地は意外とうるさい。
・ちょうど良い田舎。それがわかってない人が多いのでこれからどうなるかわからないけど。
・移住者が比較的多い田舎なので、移住してみれば色々助けてもらえます。
・色々な(ほどほど少人数な)イベントに参加してみると、繋がりがどんどん広がっていくので良いと思います。
・あやべ市民新聞を購読すると、綾部各地のイベントや名所などの情報がわかり、各地で活躍している人のこともわかるので、地域に入って行きやすくなります。
・一人ひとりが自分の個性を大切にして輝きやすい環境だと思います!
・是非おいで!楽しいよ!
・お米と水が美味しい。自然が圧倒的にすごい。神秘の森や大トチの木由良川。
・綾部の中心部と離れた町では田舎の度合いがかなり違います。私が住む吉美地区は市中心部に近いですが、山や川、田畑も多く、ちょうどいい田舎だと感じています。
・都会のビルの街並みやせかせかした生活から離れて、自然の広がる地で丁寧な暮らしができるのが綾部にきて私が幸せを感じるひとときです。
・移住して間もないのでまだ明確にわかっていませんが、このような地域にみんなでしていければ、とても魅力的な場所だと思います。
・家族の安定的な食糧の確保、安全な食糧の確保、健康で健全な子どもを育てられる場所など、今の安定しない経済システムに頼り過ぎない暮らし方もできる場所。
・子育てにはとても良い環境です!
・落ち着いた街で住みやすい
・空気が美味しい。星が綺麗。人が優しい。農業ができる。移住者のネットワークが活発。京阪神への高速道路があって便利。空港へのアクセスも便利。古民家(茅葺き)の多い里山景色が素敵。農家民宿が多くバラエティー豊か。
・自分のやりたい事を見つけて綾部に来てもらいたい。
・若者向けのショッピングは三田アウトレットが高速で1時間くらいで行けば買い物できる。病院やスーパーも一通りあるので生活面は問題ないと思います。車は必須です。
・自然豊かできれい。上林川楽しめる。人がとても優しい。
・移住する前に、地元の知人、住もうとする地域の自治会のどなたか、または行政のサポート窓口で相談した方が必ずいいスタートが切れると思います!
・美しい風景、気さくで朗らかな住民が綾部の大きな魅力です。とにかく何度か通って、友だちを作ることが一番だと思います。

いかがでしたか?いろいろな声がありましたが、特に市民の温和で優しい人柄を伝えようとする声が目立っていると思います。

住民が協力して草刈りなどを行い、里山を維持しています。

 

次回Vol.8は最終回。アンケート結果から見えてきた移住のあれこれを総括してみます。

移住者アンケート実施しました  Vol.8