移住立国あやべ

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Iターンして農家民宿を開業
【一汁一菜の宿 ちゃぶダイニング】

山根顕さん・安達伸子さん夫婦が物部地区西坂町で開業した農家民宿「一汁一菜の宿 ちゃぶダイニング」。「今日の暮らしを一汁一菜に」をコンセプトとした、ゆるやかな里山暮らしが体験できる宿です。

東京での忙しい暮らしから数年かけてゆるやかにダウンシフトし、里山の風景が広がる地で小さな自給農のある暮らしがしたい、と綾部に移住した二人。東京にいた頃からの「食を通じて人が集う場」を作りたい、という想いが農家民宿の開業につながりました。

 

豊かな緑が広がる里山の景色に馴染む(中央にあるのが宿)

 

顕さんと伸子さんは「一汁一菜研究所」として、シンプルな食事「一汁一菜」にまつわることを研究しています。日々の生活にも「簡単・おいしい・飽きない」の三拍子揃った一汁一菜の食事を取り入れ、楽しんでいるそうです。この一汁一菜の食事を通して「食・暮らし・心が整う」お手伝いができたら、というのが宿のコンセプトにもなっています。

宿での食事は、地元で採れた季節の野菜や手作りの米、手前味噌などからなる、日常的で「シンプルな食事(一汁一菜)」が基本となる

 

宿は平屋建ての古民家。ダイニングの中央には趣ある囲炉裏が。ちゃぶ台のようにぐるりと囲んで食事ができます。なんとも絵になります。宿の周辺には田んぼや畑、果樹などがあり、宿泊者が自給農を体験できるフィールドにもなります。

しっとりとした古民家の風合いが落ち着く。広々としたダイニングの空間。

 

囲炉裏をクローズアップ!横木の意匠がなんとも可愛い。

 

母屋に併設した広々としたウッドデッキ

 

コメ作りや野菜の収穫など、小さな自給農体験や自然散策体験(周辺里山、あぜ道、西坂天満宮など)。そのほか、オーナーの二人が近隣地域を案内するローカルガイド(黒谷和紙紙漉き体験案内など、要予約、別料金、英語対応可)も対応しています。
民宿を訪れる人には「美味しい食と余白のある時間を味わうことで、心が整うのを実感してほしい。日々の忙しさから一旦離れ、自分のやりたいことに気づくきっかけを掴んでもらえたら嬉しい」と顕さん。これからの「生き方」や「働き方」に悩んでいる人にとっては、この宿での時間がきっと新たな気づきに繋がるのではないでしょうか。

肥料や農薬を使わずに育てているお米。機械に頼らない田植えや草引き、稲刈りなどの体験もできます。

 

顕さん、伸子さんが綾部に移住した経緯(インタビュー記事)はこちら

 

一汁一菜の宿 ちゃぶダイニング
〒623-0364 京都府綾部市西坂町浄土寺40
TEL 090-4186-6264(山根顕)
くわしくはこちらから
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大人一泊二食付き/16,500円(税込)
子ども(3才~12才まで)/8,250円(税込)
定員:1室1名~5名様(1日1組限定)
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